給食費3カ月未納で給食停止通知後、支払い急増

 学校給食費を「払えるのにも関わらず払わない」とみられる、未納が相次ぎ、埼玉県北本市にある公立の中学校の4校は、3カ月間未納が続いた場合は、給食を提供しないことを決定した。
実施は来月から。給食費の未納額が膨らんだことによる苦肉の策。
だが、各家庭に通知をしたところ、該当する保護者の43人のうち、納付の意思を示さない保護者は3人にまで激減したという。
市教委によると、生徒1人あたりの給食費は月に4500円。全額が材料費となっており人件費は含まれていない。
今年の4月から6月までの3カ月分の未納が続く家庭の未納額は合計で58万500円。
担任教諭が家庭訪問などをし、納付を求めてきたが、一部未納を含む全体の額は約180万円に上っており、7月分の食材購入が危ぶまれる状況だったと説明をする。
そこで、同4校の校長会は3カ月間の未納が続く家庭の保護者に対して43人に、生徒に弁当を持たせるよう求めることにし、学校だよりなどで通知した。
「有料なものを手に入れる時は、それ相当額の支払いをするのは社会のルール」などと書いた。
すると、40人が実際に納付するか、納付をするとの意思を示したという。

チンパンジーに料理する能力

調理をする際に必要となる認知能力の一部は、人間とチンパンジーで共通しているとした研究論文が発表された。チンパンジー保護区で行われた実験は、類人猿と人類の共通の祖先がこの認知能力を双方に授けたことを示唆しているという。
熱を使って硬い繊維質やでんぷん質を分解し、肉や塊茎の消化が容易になったことでヒト科動物の祖先の食べ物の幅は大きく広がった。これによりカロリーが増強され、それがより大きなエネルギーを必要とする脳の進化へとつながったと言われている。
この考えについて、米ハーバード大学とエール大学の研究者らは、鍵はチンパンジーにあると考えたという。チンパンジーは1300万年前に共通の祖先から分岐した現生人類に最も近い生物だ。研究はコンゴ共和国の「チンポウンガ自然保護区」で野生のチンパンジー24匹を対象に行われた。
論文によると、第1段階では熱せられたフライパンにサツマイモのスライスを置いて、生のサツマイモと一緒にチンパンジーたちに差し出した。彼らは料理したサツマイモを大いに好んだそうだ。調理では油やバターは使われていないとのこと。
第2段階では、食べ物が変化することについての理解を探った。事件では料理済みのサツマイモ片が隠されたプラスチック容器を「調理器」に見立てて使用した。生のサツマイモ片をチンパンジーから見えるように容器の中に置き、蓋をしてプラスチック容器を目の前で振って隠し底から調理済みのサツマイモを取り出して与えた。
さらに、いくら振っても「変化」が起きない容器を使い、生のサツマイモ片をチンパンジーに与えることも行った。2種類の容器を見せたチンパンジーたちに、今度はそのどちらかを選ばせたところ、その多くが「調理器」を選んだそうだ。なお、選択する際に中身は分からないようになっていたとのこと。
第3段階では飼育施設の端に生のサツマイモ片を置き、それをどうするか観察した。チンパンジーはサツマイモ片をそのまま食べることもできたし、4メートル離れた場所に置かれた器具で「調理」することもできた。1匹が最初に調理を選択した時は、このチンパンジーが『天才』なのだと思ったそうだが、最終的にほぼ半数が調理を選択していたそうだ。さらに研究チームは生のニンジンをチンパンジーを与えると、ニンジンを「料理する」課程を見せていなかったにもかかわらず、チンパンジーは調理器具を使う意図を示したという。
これによりチンパンジーにも「認知能力」が備わっていることが分かった。これらの認知能力が共通の先祖から与えられたとの考えに基づくと、「人間はいつ火を使いこなすようになったのか」についての洞察を得ることもできるという。通説では人類は護身、または暖を取るために火をコントロールする方法を習得し、後に料理のために日を使用したとされている。しかし、今回の実験で、調理そのものが火を制御する動機になったのではという説が浮上した。面白い研究だ。